ガラスコーティング硬度で良く見る【9H】とかモース硬度って何のこと??

まずはガラスコーティングに使われる硬度を紹介します

ガラスコーティングの硬度をよく示す尺度として使用されるのが、①鉛筆硬度と②モース硬度です。

二つとも「引っ搔いた時の傷のつきにくさ」を表しています。

9Hとは鉛筆硬度である

9Hとか〇Hとかは鉛筆の固さでよく見る、比較的馴染みのある硬度です。

鉛筆硬度の基準【6B～B・HB・F・H～9H】があります。

B・・・ブラック＝濃い

H・・・ファーム＝しっかりとした(濃さと硬さ両方持ち合わせている）

H・・・ハード＝硬い

という意味です。

美術のデッサンなどで使用されるのは柔らかい4Bなどを使うみたいです。

私が紹介しているピカピカレインはガラスコーティングの硬度は9Hです。

ということは、JIS規格で定められている鉛筆硬度の最高位である【9H】と同じ硬さであるということです。

通常は樹脂・プラスチック・一般塗装の表面硬度などの耐性を測定する時に用いられることが多いみたいです。

モース硬度とは…

モース硬度も同様に引っ搔いた時の傷のつきにくさを示す時に用いられますが、鉛筆硬度とは別モノです。

よくダイヤモンドとか宝石などの硬さで用いられることが多いですが、モース硬度に関しては最も硬いものを【10】、最も柔らかいものを【1】としています。

代表例でお伝えすると、

モース硬度10・・・ダイヤモンド

モース硬度9  ・・・ルビー

モース硬度3  ・・・大理石

などがあげられます。

大体目安としてはモース硬度４～５ぐらいが鉛筆硬度でいう9Hと同じくらいになります。

Soft99のG’ZOX最高峰シリーズHi-MOHSコートはモース硬度8を謳っているのでかなりの硬さであるということです。

鉛筆硬度とモース硬度の比較

出典： 一般社団法人日本コーティング協会公式サイト

こうして比較してみると、モース硬度2.5～５の硬さが車のガラスコーティングの硬さであることが分かります。

その中でも鉛筆硬度9Hという硬さはガラスコーティングの中ではかなり硬いということも分かりますね。

まとめ